SHIROBAKO13話 「好きな雲ってなんですか?」感想とか考察 その2
もっともっとアニメを「観たい」
その2です。
SHIROBAKO13話 「好きな雲ってなんですか?」感想とか考察 - ラブライバーの世界線
SHIROBAKO13話についての意見は述べましたから、今回は構成やカットについての考察と、あともう一つ意見・感想を述べさせていただきます。なので、内容としては軽めですかね。よろしくお願い致します。
それでは内容はこちら
・第三飛行少女隊にかけるナベPの本気と足りない3つのピース
・新しい一歩を踏み出したいりーちゃんの苦悩
・タイトルの割にはあまり雲が出てこなかった?
第三飛行少女隊にかけるナベPの本気と足りない3つのピース
ここの国士無双、深読みしようと思います。
ナベPの第三飛行少女隊への考えや気持ちを投影させます、無理やり。国士は役満、当たれば最高、流れれば苦労はパー。三女という「役満」クラスの超ビッグタイトルを上がるか、流すかは俺にかかってるんだ、なんていう気概を感じる気もしませんか?無理やりですかね?笑
ここにはもう一つの伏線があると思います。それは牌の種類と数です。
国士はマンズ、ソウズ、ピンズの1,9牌、そして字牌である、東、南、西、北、白、中、発の13種をそろえる必要があります。このナベPの手牌は...10種ですね。3種足りないんです。まだ足りない3種が揃ったとき、「役満」を成立させることが出来る。
三女に関わっているアニ研のメンバーは、みゃーもりと絵麻の二人。あと「3人」足りないんです。「3種」にこの「3人」をあてはめてみると...
足りない「3種」である、ずかちゃん、りーちゃん、そしてみーちゃん。この「3人」が加わったとき、三女は大成功を収めるのではないか、と思ったりしています。
新しい一歩を踏み出したいりーちゃんの苦悩
りーちゃんがみゃーもりの手伝いを買って出るシーンなのですが、このとき隣に並んで座っていたみゃーもりと距離を取って話し始めるんです。
「おいちゃん先輩達、アニメの仕事バリバリこなしてて...」
「まだ親のすねガブガブかじりまくりの自分と全然違うじゃないっすか」
りーちゃんが自ら取った距離が、現時点でのりーちゃんとみゃーもりとの距離を示しているようでした。寂しげなりーちゃんの表情がとても迫るものがあります。
「だから、早く始めたいんす」
この表情と演技の切なさが本当に凄かったです。早く始めたい、焦りと不安、寂しさがものすごく伝わってきました。
今回の話で一番心に響いたシーンでした。
タイトルの割にはあまり雲が出てこなかった?
監督とみゃーもり、そして美術さんとの打ち合わせの際、雲だけで心理描写が伝わるようなそんな雲をお願いしたい、という話しがありました。これは、13話中に雲が要所要所で絡んでくるな?と思ったんですけど...以外にも少なかったんですよね。
意味のありそうな雲のカットは二か所。どちらもキャプチャ画像を載せることが出来ませんでした...伝わりにくいとは思いますが、ご容赦を。
・井口さんがキャラデに生きず待っている際の朝焼け
・編集との打ち合わせ前、そびえるビルの上空に広がる青空と穏やかそうな雲
まず一つ目。井口さんのキャラデザシーンの際に挟まれた朝焼けのカットです。
こちら、手前側(私達視聴者側)はまだ明けきれていない空でかつ少々曇天。そして、画面奥側には昇る太陽と青空が見えています。
明けていない曇天は、現時点でキャラデザにつまずいていることの暗示だけでなく、むさアニが第三飛行少女隊で様々な困難にぶち当たることも表現しているのかなぁ、と思います。瑠璃色というよりも紫に近い空の色、これは結構不安を感じさせられました。
しかし、奥では太陽が差している。えくそだす!のように、最終的には無事に素晴らしい作品として終えることが出来るのではないか、と思いますね。もう本当に眩しいくらいガンガン太陽が差してました。
二つ目の編集さんとのやりとり前のカット。こちらは、正直ビルの存在感に圧倒され、あまり空は目立ちませんでした。BGMの物々しさや編集さんの態度などを考えると、もっと意味のありそうな空模様をしていてもいいと思ったんですが...なんだか普通の青空と雲でしたね。
せっかくこのタイトルにしたのであれば、もうちょっと意味のありそうな雲のカットを多めにはさんでもよかったのではないでしょうか。色々深読みして観るのもまたアニメの楽しさですからね、私個人としてはもっと雲で悩みたかったです。
次回からはこのカット考察とかもまとめて書いて行こうと思います。かわりに、あらすじ紹介は軽めにしますね。
それでは、また次回!