アイドルマスター シンデレラガールズ3話「I never seen such a beautiful castle」 感想とか考察
流石の手書きライブシーン!最高に盛り上がった3話!
あのクオリティには流石の一言です!ストーリーの構成もハラハラドキドキさせてくれて目が離せませんでした!
今回はこのライブシーンについての語り多めでやらせていただきます。
内容はこちら
・ざっくり感想・考察
・手書きライブシーン!!!
・卯月・凜・未央の笑顔
PVが多かった一話考察はこちらです。
アイドルマスター シンデレラガールズ1話「Who is in the pumpkin carriage?」感想とか考察 その2 - ラブライバーの世界線
ざっくり感想・考察
どかん!と大きく打ち出されている看板。
これほど告知されるほどのアイドル達のバックダンサーが初ステージなんて、卯月・凜・未央の三人は大丈夫なのでしょうか?
着替えてレッスン上に向かう三人の前に立ちふさがったのは...
みくにゃんでした。
新入りが自分より先にステージに立つのが納得いかないご様子です。
わいのわいのしている内に姉ヶ崎さんもスタジオ入り。
レッスンがスタートします。
が。
かなりキツイ。やはり一流のアイドルは伊達じゃないということ。
その中、凜が分からないところがある、とのことで歌いだしました。
上手いんですよねこれが。これは、歌路線フラグかな?
一方その頃竹内P。
卯月たちにはまだ時期尚早なんじゃないかと心配している様子。
いいプロデューサーですね。何よりも彼女たちが輝いて行くことを大切にしていることが分かります。
そんな竹内Pの想いを知ってか知らずか、三人はステージ衣装を選び、レッスンを積み、来たる本番に向けて着々と準備を進めていきます。
そして当日。たくさんの観客、いや俺たちが。笑
楽屋で挨拶を済ませる三人。
入ってきた重鎮たちに真っ先に気付き、きちんと挨拶をする川島さん。凄くしっかりしていて頼りになりますねぇ。みんなのお姉さん的存在なんでしょう。
リハーサル。想像以上のステージの広さ、観客席の大きさ、慣れない舞台装置に練習場とは違う独特の雰囲気が漂います。緊張や不安を抱えた三人は、思うように動けません。
不安を抱えたままリハーサルは終了。楽屋に戻り出番を待ちますが、空気がとても重い。いつも笑顔な卯月も曇り気味。元気いっぱい、天真爛漫なムードメーカーの未央なんて一言も言葉を発しません。
こんな状況を打破するべく動いたのは。
なんと、凜でした。
普段はクールで口数も少なく、どちらかと言えば二人に引っ張ってもらっている凜が二人の背中を押します。
これはリーダーの風格ですかね。
舞台裏でスタンバイ。いよいよ本番です。
しかし、やはり表情は固いまま...。
そんな彼女たちをフォローするため、先輩アイドルたちがアドバイスをくれました。始まる前に、掛け声を決めて、飛び出して行った方がいいですよ!と。
じゃんけんで合言葉を決め、遂にステージへと飛び出します!
フライ!ド!チキン!!!
勢いよく飛び出して行った卯月たちの目の前に広がっていたのは
光の海でした。
先ほどまでの不安や立ち込めていた悪い雰囲気はどこへやら。
少々ばらつきはありましたが、ハプニングなしで見事に初ステージを成功させました。
最高!!!と叫ぶ三人の笑顔こそ、竹内P見たかった、選んだ理由だったのでしょう。
ライブが終わり、観客が去った会場を眺める三人。
これからの活躍が本当に楽しみになりました。
手書きライブシーン!!!
ライブシーン、本当に良かったですよね!!!!!
キャラがものすごくぬるぬると滑らかに動いていて、とても手書きとは思えないほどのクオリティでした。指先まで緻密に書き込まれていて感嘆の溜息が漏れてしまうほどです。
あくまで主役は美嘉で、卯月たちはバックダンサーだったわけですが、構成をみるとバックダンサーというか準主役のような立ち位置でしたよね。美嘉が輝くためにも、卯月たちの成功は不可欠だったように思います。
美嘉にソロでカメラが向けられているシーンはどれも、表情や手の動き、体全体でリズムをとっているような躍動感などかなり見ごたえがありました。
美嘉の後ろにぼやけて映る、未央達もいい演出でしたよね。ピントは美嘉にあっているから、後ろはぼやけているようになっていました。ライブの臨場感やライブDVDを見ているような興奮を感じられてよかったと思います。この辺りの細かなリアルさも大切なんでしょう。
細部まで目を凝らして真剣に見ないと気づかれないような、違和感を与えないような自然なこだわり。こういった点はどのアニメに比べても抜けていると思います。
そして特に強調したいシーンとして、この画像付近の一連の流れです。
凜と美嘉が目配せをしながらシンクロして踊り、卯月と美嘉が二人で手を合わせ、斜め上のアングルからカメラがスライドして未央と美嘉を入れ、二人のダンスを映す。
このシーンは全ての作画が最高でした。凜の弾むようなダンスがふわふわと跳ねる髪の毛でより強調されています。卯月と美嘉が手を合わせるところなんて手書きでここまで表現できるか、というくらいの質でした。そして未央のダンスの腰の動き。凄く滑らかに動いて、より魅力的に魅せるようにカメラ毎動かして動きを大きくしよりダイナミックに魅せる。本当に素晴らしかったと思います。
客席のサイリウムもポイントですね。全員の動きが揃っているのではなく、ライブ特有のズレや光の強さの違い、また持っている本数などでライブらしさがよく表現されていたと思います。アイマスのサイリウム作画は中々こだわっていて好きですね。コールの再現率といいファンまできちんと観ていることが伝わってきます。
客席からステージを映しこむこのアングルもいいですね。テレビを通して、自分も客席の中にいる一人としてライブを楽しむことが出来ます。
前半の作画で少々崩れている部分がありましたが、このライブシーンにすべてを注ぎ込むためだと考えれば納得です。本当に素晴らしいライブでした。
卯月・凜・未央の笑顔
3話では、竹内Pが観たかったであろう三人の笑顔を見ることが出来ました。
まずは卯月。
同期が次々と辞めていく中、たった一人でレッスンを続けていた卯月。
憧れのステージに立って、夢を叶えたい、アイドルになりたい!!!その一心でひたすら努力を重ねてきました。凜と未央に出会い、三人で遂に憧れのステージに立つことが出来た、その感動はひとしおでしょう。
自分をステージに立たせてくれた竹内Pに感謝を伝えていたところにジーンときました。何よりも感謝を忘れない本当にいい子なんですね。
普段から笑顔の卯月ですが、このライブ後に魅せた涙交じりの笑顔、ステージに立った瞬間の綺麗に輝く笑顔、本当に色々な笑顔の形を見せてくれますね。
逆に、未央はいつもと違った表情も見せてくれました。
普段は元気印のムードメーカーですが、本番を前にして誰よりも緊張し不安になっていたように感じます。このカットも光源が後ろに、暗闇とその中にたたずむ彼女が前に移されることで、普段の明るさを置いてきてしまった、不安に押しつぶされそうな様子を表現しています。
この話の最初の方では、自信なさげな凜の背中を押すシーンがありました。しかし、ライブ前では逆に凜に肩を叩かれ元気をもらっていました。
本当は弱さも持っている未央の一面を垣間見た瞬間でしたね。
無事にいつもの、いつも以上のはじける笑顔でステージに飛び上がっていってくれてよかったです。
そして、凜。
何か夢中になれる物を探して、憧れて、燻っていた日々もありました。しかし、もう凜にとってはアイドルこそが「それ」だと言い切れるでしょう。
レッスン上でのこの真剣な表情、そしてライブ前の姿が何よりの証拠です。
卯月の笑顔に引っ張られ、未央に背中を押されていましたが、いざ本番となると誰よりも強くあり、二人を支えたのは凜でした。そんな凜の芯の強さや、夢中になれるアイドルに真剣に向き合っていく彼女の覚悟見られた話だったと思います。
ステージに上がったときの笑顔は、これまで一度も見たことがないような素敵な笑顔でしたね。竹内Pが何よりも観たかった笑顔なのではないでしょうか。
そして、終わった後に何やら強い決意を込めて会場を見上げていましたね。
これは、覚醒でしょうか...?
さて、4話はどんな話になるのでしょうか。